成績UP! インプットとアウトプットの黄金比率

成績UP!

インプットとアウトプットの黄金比

 



 

 

 

こんにちは、yukiです。

受験勉強は主に、

「インプット」と「アウトプット」2つに分かれています。

 

インプットとは知識や情報などを頭に入れていくことになります。

 

例えば、

・授業、解説を聴く

・参考書や教科書を読む

・暗記をする

・インターネットで有益な情報を見る

 

一方、アウトプットとはインプットによって

得た知識から成果物を作ることです。

 

例えば

・習ったことをノートにまとめる

・覚えたことを使って問題演習をする

・テストをする

・人に何かを教える

・発表や意見をするにテキストを入力

 

 

簡単に言えば、

インプットというのは参考書をやること

アウトプットというのは、問題集をやること

 

もし、あなたがテキストを読んで暗記をする

「インプット中心」の勉強をしていると危険です。

 

検証 インプット中心の勉強はダメなのか?

イギリスのある大学で生徒を120人を集め、

以下の2つのグループに分けて、一週間後テストを行いました。

 

1. 教科書を読むなどのインプット型の勉強を14分間行なったグループ

2. インプット型の勉強と問題演習形式の勉強を 7分間ずつ行なったグループ

 

 

実験結果

インプットと問題形式の勉強を行った 

グループの方が35%成績UP

 

 

理由は簡単で、膨大な情報のなかから

脳が記憶としてとどめるのは「使う記憶」だけだからです。

 

 

一方、「使わない記憶」は全部忘れるように人間の脳はできています。

 

例えば、あなたはおとといの晩御飯に

何を食べたか覚えていますか?

 

 

また、1週間前の晩御飯はどうでしょうか?

 

多分、あなたは覚えていないと思います。

 

なぜなら、それは「使わない記憶」だからです。

 

でも、去年のクリスマスに家族とどこでなにを食べたか

というようなことは覚えていますよね。

 

それは、思い出として誰かに話したり、

ふとしたときに思い出したりと、「使う記憶」だからです。

 

 

アウトプットとは情報を「使う」ことそのものですよね。

これが、記憶のためにアウトプットが重要な理由です。

 

つまりいくら高い教材や参考書をみたり、

塾や補修に通ったところで、

このインプットとアウトプットが噛み合っていなければ

全く意味がなく、勉強の効果は薄いということです。

 

⇒塾に入ったからといって合格できるとは限らないとはこのことです。

だから指導を受ければ「合格率」は絶対にあげられます

という解釈にしないといけないのです。

 

つまりどんな素晴らしい先生がわかりやすい授業、レクチャーしても

結局は自分次第で合否が変わるからです。

 

なので本気で受かりたい学生さんを見ています。

受けたいという理由だけではこちらも見ないようしてます。

 

なぜなら時間の無駄だからです。

結局自分のやりたい方向でやるなら結果が見えているから。

 

 

失敗が記憶を強化する

 

結論から言うと、インプットとアウトプットの

黄金比率」は、 3:7 です。

 

 

今にも「アウトプット7割は多すぎない?

という声が聞こえてきそうですが、3:7がベストなんです。

 

 

これについては、コロンビア大学で興味深い実験が行われています。

 

 

 

検証 アウトプットはどれほど重要か?

小学3年生から中学2年生までの100人の子供を対象とし、

 9分間で人名名鑑に書かれた人物プロフィールを

暗証するように指示します。

 

「覚える時間」(インプット)

「練習する時間」(アウトプット)の割合は、

グループごとに異なる時間で行わせる。

 

 

実験結果

40%を「覚える時間」に費やしたグループが最も好成績!

 

 

年長の生徒になると約30%を「覚える時間」

費やしたグループが好成績!

 

そのため、インプットとアウトプットの比率は

4:6がベストの割合のようにも見て取れますが、

注意すべきは年長の生徒になると

「覚える時間」が少なく済んでいるところです。

 

 

つまり、ざっくり言い換えれば、

 

・初心者はアウトプットに6割の時間を振り分ける

・熟練者はアウトプット7割の時間を振り分ける

 

というのが効果的な学習ということになります。

 

まあ、どちらともアウトプットの割合が

多いことには変わりありませんね。

 

真逆の比率で学習していた方がほとんどではないでしょうか。

私もそうでした。

 

 

なぜ、アウトプットの比率が多いのか?

人間の記憶の仕組みにヒントがあります。

 

まず、人間の脳は得た情報を一時的に

脳の海馬と呼ばれる部位に保存します。

 

これが、短期記憶ってやつです。

 

そして次に、「重要だと判断された情報」は海馬から移動し、

別の部位に保存されて長期 記憶となります。

 

 

つまり、

「脳に新しい情報を重要なものだと判断させることが鍵になる」

というわけです。

 

 

では、脳はどのような情報を重要だと判断するのか?

 

脳は、頻繁に使われた情報を重要だと判断する仕組みになっています。

具体的には、2週間に3回以上が目安と言われています。

 

要するに、2週間に3回以下しか使われない情報は

記憶されないという ことを意味するわけで、

それを防ぐためにもアウトプットに

7割もの時間を費やす必要があるんですね!

 

 

アウトプットすれば、

勉強で言えば問題集を解けば解くほど

インプットした記憶が強固になります。

 

なので、ぜひ 3:7 黄金比率を守って勉強してみてください。

 

 

本当に使える勉強法

 

アウトプット勉強は下記の通りにするといいです。

 

STEP1

解答解説が充実している問題集を1冊用意する。

*注意

解答を見ればなぜその答えになるのかわかる程度の解説があれば十分です。

 

STEP2

問題集の問題を読み、5分だけ考える。

 

STEP3

わかるようだったらそのまま解いてみる。

わからなかったら解説をじっくり読み込む(インプットする)

 

STEP4

次の日復習をする

この「アウトプットありきで、インプットしていく」

という方法は、「時短」と「実践力養成」のダブル効果

を得られる効果的な方法です。

 

もう時間がぜんぜん無くてピンチに陥っている人には、

個人的に起死回生の打開策としておススメできる方法です。